積丹の「歴史」「食」「アクティビティ」を「鍋」でつなぐ、第5弾鍋アドベンチャー × 第4回ウニの学校コラボ企画!
10月29日は、『定置網荷揚げ見学会』と『お魚捌き方講座』を開催致しました。
今回は、海の命に感謝する会を開催。
漁師さんの現場見学と料理人の手ほどきで「楽しく!美味しく!」水産を学ぶツアーです。
今回は、14名の参加者の皆さんにお集まりいただきました。
早朝かつ寒い中、積丹町まで足をお運び頂きましてありがとうございました!


2019年10月に初出荷をした、積丹町のブランドブリ『鰤宝(しほう)』。
こちらの鰤は、今ひときわ注目を浴びているお魚です!
最盛期には1日20トンも水揚げされる積丹の鰤ですが、その中から『鰤宝』に選ばれるのは、わずか1%だけ。
『鰤宝』に選ばれるためには、
①船上活締め
②重さ7㎏以上
③体脂肪率15%以上と、
厳しい3つの条件をクリアしたものが、そのブランドに指定されます。
鮮度が良く、上品な脂身の良さが高い評価を受けており、
その品質の高さから、ほとんどの鰤宝は本州に高級品として出荷されます。
その為、実は地元でも入手困難なお魚なのです…!
今回のツアーでは、こちらの『鰤宝』を贅沢に頂きました!


まずは、地元漁師さんの案内で漁港内を見学しました。
今回ご案内してくださったのは、東しゃこたん漁業協同組合 管理部の小池部長です。
この日は朝から雨が降っており、「漁船は出航しているのだろうか…」と一同心配しておりましたが、
海は時化ることなく、ツアーのスタートと同時に漁船は漁を終えて帰船いたしました!
帰船した定置網漁船の迫力に、参加者の皆さんは気持ちが一気に高ぶります。
地元に住んでると日常的な光景として馴染み深いですが、
このように漁港内を見て回れる機会は、一般の方にとってなかなか無いレアな機会なのです!


この日水揚げされたブリの数は22トン。
小池部長によると、今年の水揚げ記録を更新したようです。
東しゃこたん漁業協同組合では、写真のような選別機を用いて水揚げされたブリを大きさごとに選別しています。




ここでは、おおよその重さごとにブリを分けてゆくのですが、
重さの分け方は漁師さんの『感』!
長年の作業で培った感性によってなせる業に、参加者の皆さんは驚いた表情でした。
その他、小池様には漁港や魚にまつわるお話を沢山して頂きました。
参加者の皆さん、なかなか聞けない漁港のことに興味津々…
終始、質問が止まらない有意義なお時間をお過ごしいただきました!




荷揚げ作業を見学した後は、『鰤宝』の箱詰め作業の見学です。
鰤宝は、出荷までの作業が一般の鰤と異なります。
鰤宝になるための条件の一つに、「船上活締め」というものがあります。
「船上活締め」とは、江戸時代から続く魚の鮮度を保つための方法で、取れたらすぐに血抜きを行うことで一番鮮度の良い状態が保つことができます。

漁港への荷揚げ後は、漁師さんの流れ作業です。
鰤宝になるための条件の2つめと三つ目、「重さ7㎏以上」「脂肪分15%以上」です。
まず、脂肪分を計測し、洗浄、そして重さが計測されます。
この作業で非常に重要なのは、洗浄作業。
洗浄をする過程で、魚の体に傷がないかを入念にチェックし、綺麗な個体だけが鰤宝になるのです。

どの作業も、経験を積んだ漁師さんがなせる業!
参加者の皆さんは、てきぱきと作業をする漁師さんのかっこいい姿にくぎ付けでした。
およそ8:00。
ここからはセリの時間です。
市場は、「セリ人」と呼ばれる方を中心に始まります。
セリ人とは、市場において卸売を行う「セリ」を主宰する人のことです。
セリ人は、値段などを言っているようですが…
「●%&#$%’())&!?~」
私たちには、何を言っているか聞き取れません…


セリ人は、多くの仲買いさんが提示する価格を素早く正確に読み取る技術が必要です。
「この魚はどこが買うのか」を決める判断力を持ち合わせている必要もあり、
市場において非常に大事な役割を担っているのです。
積丹で獲れたお魚が、「どのような方法で人の手に渡るのか」といった、流通の仕組みを垣間見ることが出来ました。
漁港見学の後は、海森スタジオに移動して魚捌き講座を開校いたしました。
講師をしていただいたのは、(一社)積丹やん集小道協議会の代表理事を務める別所範一さんです。
別所さんは、アメリカで10年間日本料理の料理長を勤めた経験もあるほどの腕前の持ち主。
今回は『鰤宝』をお刺身に、そしてブリ鍋もご用意いただきました!

まず、鰤宝の捌き方講座から始まります。
今回使用された鰤宝。
実は、こちらの鰤宝は三日前に水揚げされたものです。
なぜ三日前…?と疑問に感じる参加者の皆さん。
別所さんのお話によると、魚を一番おいしく食べるための秘訣は熟成させること。
水揚げ直後よりも、数日間熟成させた方が魚自体からうまみ成分が作られ、よりおいしく頂けるとのことです。
このような魚の「食」にまつわるお話を聞きながら、
別所さんの腕によって大きな鰤宝はあっという間にお刺身になりました。


その包丁さばきはなめらかで圧巻です。
脂肪分15%以上のプレミアムな『鰤宝』を皆さんで味わいました。
鍋アドベンチャーのメインメニューは、『粕味噌仕立ての鰤鍋』です。
「醤油ベースの鰤鍋」や「しゃぶしゃぶ」で頂くことの多い鰤ですが、
今回は北海道らしく「味噌」で味付け致しました。
更に汁までおいしく頂けるようにと、積丹町のウニ養殖用に育てられた「細目昆布」と「酒粕」でまろやかさをUP!
別所さんが今回の為に考えた、オリジナルのレシピです。


漁港見学で冷えていた身体ですが、暖かいお鍋がしみわたり、
沢山あった鍋もお刺身もあっという間に食べきってしましました!
別所さん、ありがとうございました!
鍋会のレクリエーションの一つとして、「ブリクイズ」を行いました!
このクイズは、ブリや積丹町の水産業について楽しく知って頂くために考えられたものです。
このブリクイズは少々難しい…?!
全問正解者はいませんでしたが、皆さん8問中半分以上正解されておりました。
漁港見学にて、小池部長から学ばせて頂いたお話が、早速実力発揮されたもようです。
気になる方は、是非次回の機会に参加してみてください!




今回のテーマは、魚の生産現場から漁業を学び、漁村での生活や食育を通じて漁食文化に対する理解を深めることが目的でした。
本ツアーは、食育の観点から積丹町の水産を学ぶとともに、
定置網漁見学の生産現場から魚を捌く食卓までを体験なするなど、
全ては命を頂くことにつながっていることを「鍋会」と「漁業者」との交流を通して体感していただく会です。
今回ご協力いただきました、
東しゃこたん漁業協同組合の小池様をはじめ、積丹町で水産業を支えている漁師さんの皆さん、
(一社)積丹やん集小道協議会の別所様、関係者の皆様、
素敵な機会を作って頂きまして、誠にありがとうございました!

昨年度から始まった「ウニの学校」。
積丹町にとって観光資源の柱であるウニを、食以外にも注目してもらうためにスタートしたプロジェクトです。

積丹町では、ウニの環境資源の取り組みが農林水産大臣賞を受賞したことにより、消費者や子供たちの理解を不可得る絶好の機会として、ウニの生態や消費動向、餌となる昆布の育成や漁業の営み、ウニ殻の資源環境などを学ぶ総合的な場づくりを目的としています。
今年度は年5回のイベントを企画しており開催は今回で最終回でした!
次回の開催はまた来年です。
皆さん、また一緒に積丹のウニと自然を楽しく学びましょう!
これまでの活動報告もご覧ください!
●第1回目の活動レポート
→おでかけタッチプール大成功!! – アクション – SHAKOTAN 海森計画 (umimori.club)
●第2回活動レポート
→第2回ウニの学校「川遊び自由研究」を開催しました! – アクション – SHAKOTAN 海森計画 (umimori.club)
●第3回目の活動レポート
→準備中です。
●第4回目の活動レポート
→【2022お祭りマルシェ活動報告】『ウニの学校』編 – アクション – SHAKOTAN 海森計画 (umimori.club)

第6弾鍋アドベンチャー 企画はクリスマスを楽しみます!
積丹町内で活躍するクラフトの達人たちが、岬の湯温泉に大集合!
松ぼっくりでリースを作ったり、海洋プラスチックごみがおしゃれなアクセサリーに大変身?!
大人も子供も楽しめる、モノづくりを楽しむ会です!
詳細は後程掲載いたします。
是非お楽しみに!
海森事務局&積丹やん集小道協議会 小山
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SHAKOTAN 海森計画 – 自然と拓く未来。 (umimori.club)
住所:〒046-0201 北海道積丹郡積丹町美国町船澗39
営業日 今期の営業は終了いたしました。
海森会員様に向けた視察や貸切等は引き続き承りますので、海森計画HPよりお問い合わせください。
設備 Wi-Fi、電子レンジ、電気ポット、ケトル、 etc.
販売 GIN、ハーブティー、トニックウォーター、ワイン、ジンジャエール、etc.

海まちのカフェ“ヤマシメ番屋”(@yamashime.shakotan) • Instagram写真と動画
住所:同上、海森スタジオ向かい
営業時間:今期の営業は終了いたしました。お問い合わせは海森計画HPより受付いたします。
*明治末期の歴史的建造物を使用したレトロカフェ。歴史見学は無料です。