ふだんは立ち入りできない「夜の神威岬」に、ツアー参加者を貸切でご案内!「神威岬灯台」のレンズが点灯する瞬間と灯台内部の特別見学や、燃えるように沈む夕陽・暗闇に輝く灯台と漁火・満点の星空などの絶景を堪能できる、まさにプレミアムなツアーです。
札幌から車で約1時間半の場所に位置する積丹町(しゃこたんちょう)。この地の歴史や魅力を活かした「知的好奇心を満たす旅」として、積丹町地域活性化協議会が企画したのが、「神威岬灯台カレッジ2024第一弾『神威岬灯台プレミアムナイトツアー』」です。
ツアーでは「海森スタジオ」でのオリエンテーション後、参加者の車で神威岬駐車場横の「カムイ番屋」に移動。2階に展示されている、神威岬灯台で大正~昭和にかけて使われていたレンズを見学しましょう。第一等不動レンズとして、国内では唯一現存している貴重なレンズです。長らく本州にありましたが、2022年、地元の熱意で里帰りしました。

アイヌ語で“神”を意味する「カムイ」の名を持つ「神威岬(かむいみさき)」。碧い海と奇石にあふれた積丹半島の中でも、特に自然豊かで、海の幸に恵まれた場所です。
周辺の海には多くの暗礁があり、常に強風や高い波がおきることから、「日本海最大の難所」とも呼ばれました。
当日は、駐車場から「神威岬灯台」のある岬の突端までの約1.2キロの道のりを、ガイドの解説を聞きながらゆっくり1時間かけて散策。天体望遠鏡、夕陽をイメージしたハーブティー・お菓子もご用意します。

「神威岬灯台」は明治時代、北海道開拓を進める北海道庁によって建設された灯台です。北海道の灯台は、港や道路を作る資材の運搬や海産物などの本州への輸送のために、昼は白黒の塔体で、夜は光で、船を導きました。積丹町は江戸時代からニシン漁が盛んだったことから、早期に灯台が設置されました。
実は今も、貿易量の99%以上を船が運んでいます。食品や衣料、原油などの輸入や、日本製品の輸出の手段として船が使われ、その安全航行を見守るのが灯台。私たちの暮らしや仕事は、神威岬灯台をはじめとする全国約3000基の灯台のおかげで成り立ってきたといっても過言ではありません。

神威岬灯台は、昭和35年に無人化されるまで、「灯台守(とうだいもり)」と呼ばれる職員によって維持管理されました。半自給自足の生活、冬は雪に閉ざされる過酷な環境でした。
当日はガイドが、灯台守と家族が暮らした住居の跡地や、高い使命感で職務にあたった灯台守たちの物語を紹介します。灯台の光が照らす海を眺めながら、人と海とのつながりについて思いを馳せましょう。

本ツアーは、地元を愛し、精通する住民が企画運営し、さまざまな形でおもてなしをします。また、参加者同士の交流も図れるよう工夫します。温かな交流を通じながら、新しい発見や気づきがあるよう尽くします。皆様にとって「積丹町」が特別な地となれば幸いです!

110年以上の歴史を持つ「鰊番屋(にしんばんや)」で積丹の幸を味わい、語りあおう!
ニシン漁の漁夫が生活拠点とした「鰊番屋」のひとつ「福井邸ヤマシメ番屋」で、当時の食事を再現した郷土料理や、積丹自慢の食材をふんだんに使用したお食事をご提供。建物の保存・活用に取り組むメンバーも参加します。ツアーの感想をぜひ聞かせてください!
(食べ放題。ソフトドリンク付き)

※メニュー写真は一例。旬の魚や食材をご提供します
ジンは、様々なボタニカルで香りをつけた蒸溜酒。積丹町では関係人口創出の取り組みとして、北海道や積丹町の原料を使ったクラフトジン作りが始まり、2017年に有志によって㈱積丹スピリットが創業されました。
アカエゾマツの深いオレンジの香りを基調に、キタコブシのほのかな甘み、エゾヤマモモのスパイシーさも味わえる「KIBOU」など、積丹のジンを味わってみませんか?
(飲み放題。ジン以外のお酒もご用意します)

※このツアーは、日本財団「海と日本プロジェクト」の一環として、灯台を中心に地域の海の記憶を掘り起こし、地域と地域、異分野と異業種、⽇本と世界をつなぎ、新たな海洋体験を創造していく「海と灯台プロジェクト」の助成を受けて実施するものです。
海と灯台プロジェクト https://toudai.uminohi.jp/

第一等不動レンズの見学

まだ日があるうちに歩き出します

日没を迎え、天気が良いと燃えるような景色が…

灯台にも登りましょう

帰り道は真っ暗な暗闇を歩きます

交流会会場の鰊伝習館ヤマシメ番屋。100年以上残る建物です。